“感じる痛み”と“感じない痛み”、本当にこわいのはどっち？

「先生、ここが痛くて…」
来院される多くの方が、そう言って私の前に座られます。

確かに、痛みはつらいもの。
でも、私は思うのです。
「本当に“痛み”は悪者なんでしょうか？」

痛みを感じない＝良い状態ではない？

例えば、悪い姿勢のまま長時間過ごすと、体のある部分にずっと負担がかかり続けます。
その結果、検査の指標も必ず悪くなるはず。

でも、背骨が石灰化していたり、背中の筋肉がガチガチに硬くなっていたりすると、
負担がかかっていても「痛み」を感知できなくなってしまいます。

これは、かなり重症な状態です。

感覚が鈍くなり、痛みを感じないことで「状態は良い」と勘違いしてしまう。
でも実際には、身体はずっと無理をしているのです。

ミルフィーユのように重なったダメージ

身体の不調は、ミルフィーユのように何層にもダメージが重なっていきます。
それを一枚ずつ丁寧に剥がしていくには、時間と継続したケアが必要です。

「なかなか治らない」と途中で施術をやめてしまうと、
回復しようとしていた身体が、また深い層に戻ってしまいます。

だから私は伝えたい。
「痛み」を感じている今こそが、身体がちゃんとサインを出してくれているチャンスなのだと。

「痛い」は身体からの優しい信号です

「ここに負担がかかってるよ」
「ちょっと休ませて」

痛みは、身体からのメッセージ。
あなたの身体が、あなたを守ろうとしてくれている証拠です。

だからこそ、「痛み」は決して悪者ではありません。
ちゃんと感知できている今こそが、回復への第一歩なのです。

そして、だからこそ私が大切にしているのが**「DRTの三大指標」**です。
DRTでは、身体の状態を客観的に見るための“指標”があり、
「今、自分の身体がどうなっているか」
「どういう使い方をしているか」
ということが、ちゃんと“見える形”でわかるようになっています。

痛みのある・なしに惑わされず、
本当の身体の状態に気づき、向き合っていくために、
この三大指標はとても大切な道しるべになるんです。

一人で悩まなくていいんですよ。あなたのそばにいます。
ナチュラル整体ゆらゆら　工藤美穂

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